魚の生息域の違いについて

魚の生息域の違いについて

熱帯魚店に足を運ぶと実にさまざまな魚が売られています。
初心者のうちは見分けが付かないかもしれませんが生息域によって幾つかの種類が
有り、魚によって飼育する水が異なったりします、今回はその辺について説明します。

1.熱帯淡水魚

 熱帯地域に暮らす淡水の魚です。飼育する水は水道水(塩素を抜いたもの)で飼育できま
すが熱帯に住んでいる魚のため低水温に弱いです。
 よって冬場などはヒーターにより水温を上げる必要があります。
 ネオンテトラやエンゼルフィッシュなどはこのタイプになります。

2.日本淡水魚

 日本に生息している淡水魚です、低水温にかなり強く外に出した状態でヒーター無しで越冬
でき、水道水(塩素を抜いたもの)で飼育できます。
 メダカやタナゴなどがこのタイプです。

3.温帯淡水魚

 中国や韓国等の淡水魚で水道水(塩素を抜いたもの)で飼育できます。
 低水温にもそこそこ強く室内であればヒーター無しで越冬できます。
 アカヒレやエンツユイ等がこのタイプです。

4.汽水魚

 川の河口付近の淡水と海水の交じり合う場所に生息する魚たちで飼育するには水道水
(塩素を抜いたもの)に人口海水を規定量の1/3程度溶かしてやる必要があります。
 中には塩分が無くても維持できる種類(ネオンドワーフレインボーやバジスバジス等)もいま
すがその他の魚種は大体塩分が必要である、もしくは塩分があるほうが調子の良い種類が
多いです。
 ミドリフグやアベニーパッファ等がこのタイプです。

5.海水魚

 その名の通り海に生息する魚たちです。
 飼育には人口海水、もしくは海水が不可欠で塩分無しでは生きていけません。
 体色がきれいな種類が多く人気も高いですが飼育難易度も高めです。
 ニモで有名なカクレクマノミやナンヨウハギ等はこのタイプになります。

どうでしょうか?
熱帯魚店にて何気なく売っている魚たちにもこんなに種類があります。
種類によって必要に器具などがかなり違ってきますのでどの種類か分からない魚の
場合はお店の人に聞いてみましょう。(当サイトでも質問は受け付けておりますので
どうしても分からない場合はご相談ください。)

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