ビオトープって何?

最近注目され始めているビオトープ、ここではそんなビオトープについて説明して行こうと思います。
(ここで説明しているビオトープとは個人で楽しむことができるホームビオトープのことです、本来は大きな池などで本格的に生態系を作るのがビオトープです。)

■ビオトープって何?

ビオトープとは自然界の生物サイクルのことで、自然環境そのものを指します。
それのみで生態系が形成される状態を目指すものです

しかし、最近注目されているビオトープとは、人工的に作られた自然空間の中で自然サイクルにより生物が生活できる環境を再現することです。

例えばメダカを飼うとしましょう。
水を張った容器に、水草を植えメダカを泳がせます。太陽光により水草が育ち、光合成によりメダカに必要な酸素を作り出し、ミジンコなどの微生物が自然に発生、発生した微生物をメダカが食べて育ち、メダカが出す老廃物が水草の肥料になってゆく。
そんな自然任せの生物サイクルを再現させることが目標になります。

メダカやエビたちの子供が生まれたり、水草が株単位で増えたりで子供の頃を思い出します。
小さな空間の中で循環していくサイクルをぼーっと眺めるのも楽しいものです。

ただし、狭い空間で完全に生態系を形成するのは困難なため若干のメンテナンスを行います

■ホームビオトープの維持方法は?

ビオトープの維持は簡単です。
蒸発して減ってきた水を足し、増えすぎた水草を時々間引いてあげるくらいです。
越冬も可能なので一年中外で維持することが可能です。
ただし、夏は日よけなどで水温が上がり過ぎないように工夫し、冬は屋根の下などに移動し、雪が積もったりしないようにしておきましょう。(生体はメダカや日本産沼エビ・アカヒレなど寒さに強いものを入れるようにしましょう。)
時には藻・苔などが発生するかもしれません。発生してもあわてず少量ずつの水換えや糸状藻などはフォークなどに絡め取り撤去してしまいましょう。

どうでしょうか?少しはホームビオトープの魅力が伝わりましたでしょうか?
それでは次にホームビオトープに必要な物たちをご紹介します。

▪️ホームビオトープに必要なもの

容器
小さな睡蓮鉢からトロ船(セメントを練る目的で生産されている)まで大小ありますが大きなものの方が安定して維持できます

水草
無加温で維持するため寒さに強いものが望ましいです

生体
メダカ等寒さに強いものが良いです

そろえるのがめんどくさい。そんな方には最初からセットになったものもあります。

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