苔(コケ)の発生原因

1.水槽内のバクテリア不足

主に水槽セット初期に起こりやすい原因で、水槽内に各有機物(残り餌や魚の糞、水草の
枯葉等)を分解するバクテリアが十分に発生していない為苔が発生します。

この時期に発生する苔は茶苔が主で軽くこするときれいに除去でき、バクテリア不足が解消
されると自然に発生しなくなる為あまり気にしなくても大丈夫です。

但し、バクテリアが繁殖する環境を作ってあげる必要があります。
注意点としては

■水槽内にバクテリアの住処となるろ過材(フィルター内の入れて使用するリングろ材等。)
や底砂等を出来る限り入れる。

■汚れたろ過材を水道水で洗わない。(水道水で洗うとせっかく繁殖しているバクテリアを殺
したり洗い流したりしてしまいます。)洗う場合は水槽内の水をバケツなどに入れ軽くすすぐ
程度にしましょう。

■あまり多く水換えをしない。(多くても水槽内の半分程度の水換えにしておきましょう。)
多すぎる水換えはせっかく繁殖したバクテリアを捨ててしまうことになります。

以上が挙げられますので注意してみてください。

2.光の当てすぎ

まず第一に水槽内に直射日光が当たっている状況であれば苔発生の確率が格段に高く
なります。出来るだけ直射日光が当たらない場所に水槽を設置するようにしましょう。

次に水槽用の照明ですが一日中つけっぱなしは論外ですが一日の点等時間が長くなっても
苔発生の原因になります。
理想は一日に8時間~10時間程度で、それ以上になると苔発生の原因となるようです。
一人暮らしの方などは手動での照明ON・OFFは不規則になりがちですので出来るなら照明
用に自動タイマーを導入されることをお勧めします。

3.水の汚れ

熱帯魚を飼育していると水槽内に汚れが溜まってきます、ろ過バクテリアが水槽内に繁殖
してもある程度の汚れは溜まっていきますので最終的には水換え作業が必要になってき
ます。
見た目にはきれいに見える水も数週間放っておくと案外汚れているものです、水が汚れて
いくと苔が発生します。
定期的に水替えを行い苔の養分を貯めすぎないようにしましょう。

4.外部から混入する

新しい生体や水草を購入した場合に起こる現象で、ショップにて苔が発生している水槽より
取り出した飼育水等を水槽内に入れることにより苔が発生します。
新しい生体を導入する場合は魚のみを水槽内に導入し袋内の水は水槽内に極力入れない
ようにしてください。

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